当サイトでは、国際資格を持つモンテッソーリアンまりこ監修のもと、モンテッソーリ教育についてできるだけわかりやすい言葉を使って解説しています。
実は、「寝かしつけ」そのものが子どもが自分の力で寝るというところから、子どもを遠ざけてしまっていたんです。寝かしつけをやめて、何をすればいいのか。今日は3つお話していきたいと思います。
YouTubeでは具体例も交えて詳しく解説しています。詳しく知りたい!と思った方はぜひ以下よりご覧ください。
日中の過ごし方を見直す
子どもも、適度な運動をしたり、感覚的な刺激を受けたり、日中を活動的に過ごしていれば、夜になったら自然と眠くなります。
逆に、運動もまったくしていない、新しい刺激もまったくない、頭を使って考えることもないような日中を過ごしていれば、夜になってもなんだか眠くないということになってしまいます。
身体全体を動かす
すでに歩いているお子さんであれば、とにかくたくさん歩きましょう。坂道、でこぼこ道などもおすすめです。公園で遊ぶのもいいですね。
ハイハイやズリバイの段階のお子さんであれば、家の中でたくさんハイハイやズリバイをする。
まだ自分で動くことができないお子さんの場合、手足をバタバタさせたり、寝返りしようとしたり、身体を動かして運動しているんです。
手先を使う
1人座りができるようになっているのであれば、発達にあった手先を使うようなおもちゃや活動をぜひ用意してあげましょう。
感覚的な刺激を感じる
小さなお子さんにも簡単に刺激を与えられる方法は、お散歩など外に行くことです。歩けば見えるものは変わり視覚的な刺激がありますし、風の音や車の音などの聴覚的な刺激、見つけたものを触るなど触覚的な刺激もあります。
そして、聴覚的な刺激としてお子さんに話しかけるということもぜひやってみてください。聴覚的な刺激になるだけではなく言語教育にもなります。
ルーティーンを作る
決まった1日の流れがあることで、子どもの体内時計も決まった時間に眠くなるようになっていきます。
毎日同じ流れで生活していると、次に何をするのか予想できるようになります。次に何をするのかわかるということは子どもに安心感を与え、身体だけでなく心も寝るということに自然に向かっていけます。
またここでいうルーティーンとは、すべてを時間できっちり管理するということではない点に注意しましょう。
お風呂に入ってから夕飯というルーティーンだとしたら、お風呂が17時で夕飯が18時の日があってもいいですし、お風呂が17時半で夕飯が18時半の日があってもいいんですね。
ただ寝る時間だけはだいたい決めておきましょう。時間になると決まったアラームが鳴るなど、子どもが自分で寝る時間だと気づけるような工夫もおすすめです。
寝る環境を整える
わたしたちは寝る前に刺激を受けると覚醒してしまいます。
おもちゃ、絵本、かわいらしいぬいぐるみ、メリーやモビール、そういったものは子どもにとって刺激となってしまいます。
寝る空間の近くにはないようにしましょう。寝る空間には寝るために必要な布団やベッドだけあれば十分なんです。
ベッドの上、布団の中は寝るだけの場所にして、もうここに来たら寝るしかない。という環境にしましょう。
また寝る環境を整えるという意味では、室温も大事です。
子どもは大人よりも体温が高く、大人が適温と感じる室温だと少し暑い場合もあります。個人差もあるので、お子さんがぐっすり寝れるようなエアコンの設定を探してみましょう。
実際に寝る流れ
寝る空間まではお子さんを抱っこで連れて行ったり、もう自分で動けるようであれば一緒に付いていってあげたりします。
そして寝るまで側にいて見守ります。近くに座って見守ってもいいですし、一緒に横になって見守ってもいいです。
お子さんが泣いてしまうようなことがあれば、抱っこしてあやしてもいいですが、そのまま抱っこで寝かせるのではなく、泣き止んだらまたお布団に寝かしてあげて、近くで見守ります。
ですが、寝かしつけをしてきたことによって、自分の力ではなく「親の力によって寝る」ということに慣れてしまっているという状態なんですね。
寝かしつけをやめて、本来持っている子どもが自分で寝る力を信じましょう。
まとめ
今回は、寝かしつけは必要ないという話をしました。
そのために大事なのは3点。
①日中の過ごし方を見直す
②ルーティーンを作る
③寝る環境を整える
でした。
眠くない子どもを寝かせるのは本当に大変です。眠くなるような日中の過ごし方をすれば自分で寝てくれます。
Youtubeでは、ブログでお伝えしきれなかったことをより詳しく解説していますので、ぜひそちらも見てみてください!