当サイトでは、国際資格を持つモンテッソーリアンまりこ監修のもと、モンテッソーリ教育についてできるだけわかりやすい言葉を使って解説しています。
今回はドキドキ感、安心感、家族への思いやり、自立したい気持ちなど「感情」をテーマにした絵本を紹介していきます。
実際に経験できないようなことでも、絵本で読むことで、その感情というものを擬似的に体験することができます。
いろいろな感情を体験し、それを言語化することは、自分の感情を理解する手助けにもなりますし、お子さん自身の感情をコントロールすることにもつながっていきます。
2歳半から3歳くらいになると、「~したかったの」「お母さんも~したいの?」などの言葉が出てきます。
自分の気持ちや人の気持ちを意識して、少しづつ想像したり理解したりしようとしているのですね。
そうなってきたら、今回紹介するような絵本をぜひ読んであげてみてください!
おすすめ絵本は随時更新していきます。(更新のお知らせはTwitterより)
感情をテーマにした絵本6選
お兄さんお姉さんへ、弟や妹の気持ち
逆に兄弟のいない子も兄弟ってこんな感じなんだ〜と体験できるので、オススメです。
おいていかないで
作:筒井 頼子
絵:林 明子
出版社:福音館書店
対象年齢:
読み聞かせするなら → 2歳半〜6歳
子どもが自分で読む難易度 → ★★☆
※ 対象年齢は本サイト独自のもので、出版社が推奨する年齢とは異なることがございます。
文字数:ふつう(文字数が普通の絵本の例)
文体:
書き言葉と会話文
絵のテイスト:
登場人物が丁寧にやさしいタッチで描かれています
内容:
お兄ちゃんが出かけようとすると「おいていかないで」と付いて行こうととする妹。
最初はなんとかおいて行こうとしますが、結局しかたなく妹を連れて遊びに行きます。
登場するもの、イベント:
お兄ちゃん、人形、本、一人でおしっこ、一人で靴をはく
オススメしてくれた人:モンテッソーリアンまりこ
二人目ができたらぜひ読んであげたいですね。
妹がいなくなった焦り、見つけたときの安堵感
ちょっと怖いけど、家族の大切さを改めて認識できます。
あさえとちいさいいもうと
作:筒井 頼子
絵:林 明子
出版社:福音館書店
対象年齢:
読み聞かせするなら → 3歳〜6歳
子どもが自分で読む難易度 → ★★☆
※ 対象年齢は本サイト独自のもので、出版社が推奨する年齢とは異なることがございます。
文字数:ふつう(文字数が普通の絵本の例)
文体:
書き言葉と会話文
絵のテイスト:
登場人物から背景まで丁寧にやさしいタッチで描かれています
内容:
お留守番を頼まれて、妹と玄関先で遊んでいると、ちょっと目を離したすきに妹がいなくなってしまいます。
あちこち探しますがなかなか見つからない・・・と思っていたら、いつもの公園で遊んでいる妹をみつけて一安心。
登場するもの:
お母さん、いもうと、チョーク、公園
オススメしてくれた人:モンテッソーリアンまりこ
ひとりではじめておつかいに行くドキドキ感
はじめてのおつかい
作:筒井 頼子
絵:林 明子
出版社:福音館書店
対象年齢:
読み聞かせするなら → 2歳半〜6歳
子どもが自分で読む難易度 → ★★☆
※ 対象年齢は本サイト独自のもので、出版社が推奨する年齢とは異なることがございます。
文字数:少し多い(文字数が多い絵本の例)
文体:
書き言葉と会話文
絵のテイスト:
登場人物から背景まで丁寧にやさしいタッチで描かれています
内容:
女の子が、一人ではじめて牛乳を買いに行きます。
子ども目線の緊張感やドキドキが伝わってきます。
登場するもの:
お母さん、赤ちゃん、自転車、友だち、お店、お店のおばさん、牛乳、車、おじさん、おばさん、お釣り、
オススメしてくれた人:モンテッソーリアンまりこ
コンビニでも「これください」と小さい声ですが言っています。
新しい環境になじめるかな?不安感とワクワク感
とんことり
作:筒井 頼子
絵:林 明子
出版社:福音館書店
対象年齢:
読み聞かせするなら → 2歳半〜6歳
子どもが自分で読む難易度 → ★★☆
※ 対象年齢は本サイト独自のもので、出版社が推奨する年齢とは異なることがございます。
文字数:少し多い(文字数が多い絵本の例)
文体:
書き言葉と会話文
絵のテイスト:
登場人物から背景まで丁寧にやさしいタッチで描かれています
内容:
引っ越してきたばかりのおうちのポストに、お花やお手紙など何かが毎日入ってきます。
実は近所の女の子で、お友達になりたかったのです。
登場するもの:
お父さん、お母さん、ダンボールの箱、郵便屋さん、すみれ、たんぽぽ、手紙、新しく行く幼稚園、折り紙
オススメしてくれた人:モンテッソーリアンまりこ
家族が入院してしまうときの心細さや家族を思う気持ち
人の気持がわかるようになってきたら読んであげたい一冊です。
いもうとのにゅういん
作:筒井 頼子
絵:林 明子
出版社:福音館書店
対象年齢:
読み聞かせするなら → 3歳〜6歳
子どもが自分で読む難易度 → ★★☆
※ 対象年齢は本サイト独自のもので、出版社が推奨する年齢とは異なることがございます。
文字数:少し多い(文字数が多い絵本の例)
文体:
話し言葉
絵のテイスト:
登場人物から背景まで丁寧にやさしいタッチで描かれています
内容:
妹が入院することになり、不安な気持ちでいっぱいになります。
妹のために、「何が喜ぶか」考えたプレゼントを持ってお見舞いにいきます。
登場するもの:
友だち、いもうと、お母さん、お父さん、人形、折り紙、手紙、包み紙
オススメしてくれた人:モンテッソーリアンまりこ
自立心と甘えたい気持ちのジレンマ、お母さんの優しさ
ちょっとだけ
作:瀧村 有子
絵:鈴木 永子
出版社:福音館書店
対象年齢:
読み聞かせするなら → 2歳半〜6歳
子どもが自分で読む難易度 → ★★☆
※ 対象年齢は本サイト独自のもので、出版社が推奨する年齢とは異なることがございます。
文字数:少し多い(文字数が多い絵本の例)
文体:
書き言葉と会話文
絵のテイスト:
登場人物がやさしいタッチで描かれています。
内容:
赤ちゃんが生まれて、お姉さんになったなっちゃんは、ちょっとだけ我慢したり、ちょっとだけ自分でやったり、お姉さんとしてふるまおうとします。
でも、やっぱり甘えたい気持ちもまだあります。最後には、赤ちゃんにちょっとだけ我慢してもらって、お母さんにたっぷり抱っこしてもらいます。
登場するもの:
赤ちゃん、お母さん、牛乳、パジャマ、ヘアゴム、ヘアブラシ、ブランコ、
オススメしてくれた人:モンテッソーリアンまりこ
「お兄ちゃんなんだから」「お姉ちゃんなんだから」といって、突き放さない。
求めてきたらたっぷり愛情をそそぐ。
本当に大切なことだと思います。
まとめ
今回、記事を書くにあたって改めて読み直しましたけど、涙なしには読めませんでした。
お兄さんお姉さんへ、弟や妹の気持ち
妹がいなくなった焦り、見つけたときの安堵感
ひとりではじめておつかいに行くドキドキ感
新しい環境になじめるかな?不安感とワクワク感
家族が入院してしまうときの心細さや家族を思う気持ち
自立心と甘えたい気持ちのジレンマ、お母さんの優しさ